Q2.役割を知ってあげよう

五大栄養素は、すべてエネルギーとなる。(○or×)

(栄養士実力認定試験13回21番)

↓考えた方をタップ!

ざんねん!
5つすべて」は、ならないんです。 けれど、すべてエネルギー作りには関わっています。

正解!
直接エネルギー源になるのは3つです。ただし、エネルギー作りには5つとも関わっています。

1ページめのテキスト

私たちが生きるために食べている成分は、「栄養素」と呼ばれています。

この中でも大切なものとして登場するのが、
たんぱく質
脂質
炭水化物(糖質)

の3つです。

まとめて「三大栄養素」と呼ばれます。

さらに、ここに
ビタミン
ミネラル(無機質)

の2つを加えると、「五大栄養素」になります。

私たちは、ご飯の中に入っているこの5つの成分を食べて、生きています。

そしてこれらを「エネルギー」という視点で分類すると、

三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)はエネルギー源になる

のこり2つ(ビタミン・ミネラル)は、エネルギーを作るための代謝を助ける

という違いがあります。

よって、今回の問題「五大栄養素は、すべてエネルギーとなる」の答えは、×。

エネルギーになるのは三大栄養素の3つ。
ビタミン・ミネラルは、エネルギー作りには必要だけど、直接エネルギーに変わるわけではないという理解でした。

〈補足〉
「炭水化物」は、一般的に「糖質」と「食物繊維」を合わせた呼び方です。
この内エネルギーになるのは糖質ですが、今回はまとめて炭水化物として記載しています。


ちなみに、栄養学で「エネルギー」の単位として使われているのが「カロリー(cal)」。
「質量」の単位が「グラム(g)」なのと同じ関係です。

なので、「カロリー高っ!」ってセリフは、「エネルギー多っ!」と言う方がほんとは正しい。
いわば「グラム高っ!」みたいに言っていることになるので、だいぶ個性的な表現者になっている。

べ、べつにテレビに向かって「それエネルギーな!」なんて言ってないですよっ。

今回のまとめ

・三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)はエネルギー源になる

・ビタミン・ミネラルは、エネルギーを作るための代謝を助ける


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