

ゴフスタインの画風といえばシンプルな線画が有名だけど、晩年はパステルで描いたものを絵本にしていたりする。他にも、木で掘った人形を写真に撮って、それに言葉をそえて絵本にしたりも。
どうやらこれは、歳をとってきて以前のように細い線が描けなくなったことが影響しているらしいけど、とてもいい話だなと思った。確立した自分のスタイルが維持できなくなったとしても、終わりじゃないんだと。たぶん、外から見られる「ゴフスタイン」の維持よりも、本人の中にある「つくりたい」が上回っているんだろうなぁ。
なんなら本作『クリスタルを描く』は、もともと一枚絵としてたくさん描いたものの中から、何枚かを選び、ストーリーをつけたという順番らしい。
はじめからストーリーがなくても、そこには描かれるものがあり、出版が決まっていなくても描いていたというのが、とても彼女の自由さを表している。
一方で、絵本に描かれるべきことは日常の中に元からあって、自分はそれを見つけているだけ(一から創作しているわけではない)というスタンスは変わらないままでいたよう。
スタンスに重心があれば、スタイルは自由に変えられる、その軽さがとてもいい。
スタイルよりスタンス。そういう面でも理想的な人。

今日もお越しいただき、ありがとうございます。逆にスタイルを維持するためにスタンスを変えてダメになるものはよくあるな、と思ったり。
| 記念日 | 冷凍食品の日 |
| 元号 | 令和8 |
| 和風月名 | 神無月 |
| 二十四節季 | 寒露 |
| 七十二候 | 蟋蟀在戸 |
| 六曜 | 仏滅 |
| 旧暦 | 9月8日 |

