2026.3.6(金)

デジタルな署名

先日、4年に一度のガス点検があった。管理会社の人がやってきて、ガスコンロや給湯器のチェックをしてくれるやつだ。

無事、「どこも異常はありませんでした」と終わり、「最後に確認のサインをお願いします」と言われたので、差し出されたタブレットに、タッチペンで名前を書いた。

すると「さすが若い人だから使い慣れてますね」と言われた。

てっきり僕は、タッチパネルの接地面と、画面に引かれる線のズレを考慮して、うまいこと字が書けているということか?と思ったが、でもそんな細かいとこ指摘するか?とも思い、「どういうところがですか?」と返した。

そしたら、「手のここ(タッチペンを握った手の側面)を画面にのっけて書かないところ」と言われた。

は!たしかに!

ふつう、紙にペンで書くときは、手の側面を机に乗せる。でもタッチパネルのとき(とくに感圧式の場合)は、画面に触れるとそこが反応して線が引かれてしまうことがあるので、浮かせて書く。今回もまったくの無意識に、手を浮かせて、タッチペンの先だけで書いていた。

「たしかに無意識でやってました〜(笑)」と返し、そのまま話を聞くと、どうやら高齢になるほど、紙とペンのときと変わらないスタイルで書こうとされるらしい。加えて、「そうすると筆圧が高くなるから、ここ(タッチペンの先のゴムが)割れるんです(泣)」とも。

いやぁ、いろんな苦労があるんだなぁ。

もちろんこれを、不慣れとか、適応できてないとか言ってしまうのはよくないのだけど、文字を書くという行為ひとつとっても、アナログとデジタルではぜんぜん違う行為なんだなぁと。一見代わりになりそうな、同じようなものを用意したとしても、「それはほんとうに代替できているのか」と一瞬考えることは、大事なんだなぁと思った。

今日もお越しいただき、ありがとうございます。アナログとデジタルでは、得意と不得意が入れ替わっているかもしれないという配慮。

記念日弟の日
元号令和8
和風月名弥生
二十四節季啓蟄
七十二候蟄虫啓戸
六曜赤口
旧暦1月16日

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