

本(読書)って、流行に乗らなくてもぜんぜん気にならない数少ない娯楽だと思う。もちろん新刊で読みたいものはあるけれど、数年前の、数十年数百年前の本であっても、今自分が読みたいと思ったら、今の自分が出合ったとしたら、周りを気にせずじっくり読める。
その理由のひとつに、「ひとり」ということがあるのかなぁと思う。基本的に本を読むのはひとりじゃないとできないし、著者もまたひとりであることが多い。間接的な一対一のコミュニケーションがあり、この関係性のものって、他にあんまりない。
思えば流行って、一対多という巻き込まれかたをしている。流行っているものを楽しんでいるのは一人ひとりなのに、気づけば「自分とみんな」という構図を感じてしまう。
そんなときに、読書の一対一は、それを忘れさせてくれるというか、もう自分一人だけで完結している感じをくれる。
本を読んでいるときにそんなことを思ったのだけど、もしかしたら他のことでも、そうやって周りを気にせずにいられるものが「自分の趣味」ということなのかも。

今日もお越しいただき、ありがとうございます。なにかと流行引力みたいなものが強い時代。
| 記念日 | いい友の日 |
| 元号 | 令和7 |
| 和風月名 | 霜月 |
| 二十四節季 | 立冬 |
| 七十二候 | 山茶始開 |
| 六曜 | 大安 |
| 旧暦 | 9月21日 |


