marcy
 では最後、

 4つめのグループは「味・香り」です。



pino
 へぇ~。

marcy

 まずは「ミョウガ」
 ミョウガは、もともと
 「メカ」って呼んでましたよね。

    

pino

 めか(笑)

marcy

 これ、以前にどこかで
 話題に出たよね。

pino

 そやったっけ。

marcy

 うん。
 もともと「メカ(芽香)」て呼んでて、
 これは「芽が香る」だよね。
 この音が、「メウガ」
 「ミョウガ」と変わった。

pino

 なるほどね~。

marcy

 もともと芽香って呼んだのは、
 芽にいい香りがあるからだね。

pino

 うんうん。

marcy

 ミョウガを
 食用として栽培してるのは、
 基本的に日本だけです。

pino

 おいしいのにね。

marcy

 あの香りを好んだんだろうね。
 日本でしか栽培していないし、
 そこから名前をつけるくらいだし。

marcy
 では、最後は「ワサビ」

    
pino

 わさび。
 わ!さびぃ!

marcy
 それ味?(笑)

pino

 (笑)

marcy
 ワサは「早い」
 ビは「響く」という意味があるそう。

pino

 へぇ~。

marcy
 なので、
 辛さが早く響くので「ワサビ」…

pino

 「辛さ」はどこいったのよ(笑)

marcy
 つまり、
 ワサビを食べてツーンってきたときに、
 「わさび!」って叫ぶのは正解なのよ(笑)

pino

 そしたらさ、
 カラシを食べたときも
 「わさび!」でいいじゃん(笑)

marcy
 いや、きっとカラシは
 ワサビほど早くなくて(笑)
 当時の日本新記録だったんでしょう(笑)

pino

 なるほど(笑)

marcy
 ちなみにワサビは日本原産です。
 食用にしているのも、
 日本・台湾・中国の一部だけ。

pino
 へぇ~。

marcy
 ということで、
 野菜の名前の仕組みを考えていくと、
 こんなグループ分けができる
 ということがわかりました。



pino

 なるほどぉ。

marcy
 見た目からつけているのか、
 やってきた場所でつけているのか、
 音をそのままつけているのか、
 味や香りを反映してつけているのか。
 これが「やさいのなまえのしくみ」です。

pino

 なるほどねぇ~。
 味とか香りで名前がついてる野菜って
 他にもあるのかな。
 ミョウガとかワサビみたいに、
 日本に古くからあるものは、
 それで名前がついてるやん?
 だから、自分たちが見つけたものは、
 味とか香りでつけるのかなって。

marcy
 あぁ~いいところ見るなぁ。
 今回の結論の1つになるんだけど、
 「味や香りで名前がついてるのは少ない」
 って傾向があったのよ。
 野菜って食べ物じゃん?

pino

 うんうん。

marcy
 だからそれで名前がつきやすそうだけど、
 でも味香りは好みが強いから
 全員共通の感覚がじゃいから
 「おいしい」ではつかないなって。
 
 かなり強く、個性的なものじゃないと、
 名前にはつながりにくい。
 日本はとくにハーブ系が少ないし。

pino

 調べたら他にもある?

marcy
 今回調べた範囲だと、
 あと2つ登場するかな。

pino

 うんうん。

marcy
 今回は、野菜の名前の語源を調べていくと
 「だいたいこの4つに分類できるよね」が
 結論。わかったことね。

pino

 うん。

marcy
 このあとはこの表を踏まえて、
 もう少し他の野菜がどこに入るのかを
 見ていこうと思います。

pino
 はい!