勉強の計画を立てることと、その進捗を把握することです!

働きながらの受験勉強は、「一週間のリズムがだいたい決まっている」ことと、「そんなにたくさん勉強時間が取れない」という特徴があります。そのため、まずは勉強量を設定し、その後で勉強できる時間・タイミングを見つけ、1日に進める具体的な量に落とし込むことが大切になってきます。

例えば、「過去問を10年分解く」という勉強量を設定した場合、全部で2000問です。これを1日に10問解けるのなら、200日(6.6ヶ月)となります。

そしてこれが終わった後、試験日までの残り日数が、模試や見直しにあてる時間と計画できます。
(5年分/1000問ならその半分で終わるなという目安)
(過去問10年分の知識があれば試験は確実に合格できる。5年分でも確実に理解していけば可能と考えています。)

また、スタートするにあたって計画を立てることは必要ですが、計画通りに進むこともほとんどありません。(仕事が忙しくなったり、急用ができたり、体調不良で休んだりが確実に発生します。)

なので、そこで「計画通り進められていない…」と落ち込むのではなく、その都度、計画を立て直すように意識してください。

計画は常に計画し直すものです。

そのためには、日々の進捗把握が大切です。

例えば1日10問という計画をしていて、「今日は休みだったから20問解けた」となったなら[貯金+10]、今日は疲れて5問しか解けなかったから[借金−5]みたいな感じで管理していきます。
(一週間単位で調整するのもオススメです。)

働きながらの場合は、学生受験のようにたくさんの時間がとれませんが、その分、「この時間は勉強にあてられる」という区切りが明確で、集中して取り組むことができます。制限がある方が、むしろそれを工夫して取り組むことができるという点は、何事にも共通だと思いますので、いかにその制限を活かすかだと思います!

まずは現在地の把握です(^^

初めて受験されるのであれば、まずは今の自分の実力を把握するところからがスタートです。

具体的には、最新の過去問を解いて点数を出してみてください。
(厚労省のページから、問題用紙と解答をダウンロードすることができます)

国試の合格は120/200点(6割)なので、自己採点の結果が100点ならあと20点分上げないといけないな、80点ならあと40点分だなと、現在地とゴールまでの距離感がわかります。

がむしゃらにスタートするのではなく、まずはアセスメントをして、「合格までだいたいこれくらいの距離か」という感覚をつかんでください。

また、合格点は120点ですが、120点を目標にすると、合格には届かないというジレンマがあります。

これは、これまで受験生の方を見てきた体感なのですが、「目標にした点数以上は取れない」という現象です。
(僕も当時は8割/160点以上で合格と宣言し、でもあわよくば9割いきたいなぁと心の隅で思っていましたが、結局9割は届きませんでした。)

つまり、120点を目標にすると、模試などでも取れる点数がだいたい120前後になり、本番では緊張やケアレスミスがあるので、ギリギリ合格点に届かないということが、けっこう起こります。

この理由は、極端にいうと「全問正解して200点満点で合格してやる」と思っている人と、「まぁとりあえず120点超えて合格さえできればいいか」と思っている人では、同じ過去問の解説を読んでも、吸収できる知識量に違いが出るためです。
(解説を読んで、ふ〜んと思うのか、ぜったい覚えてやる!と思うのかの違いが積み重なってくる)

ですので、ぜひ最初に何点で合格したいかという目標を決めていただければと思います。
自分的にちょっと背伸びしているかなぁくらいの目標が、確実に合格するためには必要な目標だと考えます!

薬のパターンをつかんで整理していくのがオススメです(^^

・薬の効き方パターン
糖尿病の薬の効き方の種類は、以下のパターンに分けて考えられます。

・インスリンの分泌を促進する
・インスリンの抵抗性を改善する(感受性を高める)
・糖の吸収や排泄を調節する

これらを考えるときはまず、「どの方法であっても血糖値は下がる」ということ、つまりゴールは共通(薬の目的は同じ)という認識をもっていただくとスムーズです。


【血糖値の下がり方】
・インスリンの分泌を促進する
→ 血糖値を下げるホルモンであるインスリンが増えれば、血糖値は下がる

・インスリンの抵抗性を改善する(感受性を高める)
→ インスリンの量は一緒だったとしても、効きやすさが上がれば血糖値は下がる

・糖の吸収や排泄を調節する
→ 小腸から血管に入ってくる糖を抑制したり、腎臓から出ていく糖(血液から捨てる糖)を増やせば、血糖値は下がる


【具体的な薬の名前】
この認識ができたら、具体的な薬の名前を足してあげます。

・インスリンの分泌を促進する
 スルホニル尿素(SU)薬
 速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)
 DPP-4阻害薬

・インスリンの抵抗性を改善する(感受性を高める)
 チアゾリジン薬
 ビグアナイド薬

・糖の吸収や排泄を調節する
 α-グルコシダーゼ阻害薬
 SGLT2阻害薬
*ビグアナイド薬は、糖の吸収を調節するという働きもあります。


【名前から予想できるもの】
この中には名前から予想できるものがあるので、その場合は考えて判断できるよう、知識を加えてあげます。

・αグルコシダーゼ阻害薬 
小腸にある「αグルコシダーゼ」という二糖類分解酵素を「阻害する薬」。分解酵素をじゃまして、糖が分解されなければ、吸収されない。つまり、小腸から入ってくる糖を抑制し、血糖値を下げる。

また、関連しない名前は暗記と割り切ることも大切です。
ですがもちろん、作用パターンは把握しておく。この流れがおすすめです!

今日も勉強おつかれさまです!

もうすでに、たくさんアルドステロンが出ているからです(^^

・名前の把握
まずは登場する名前の把握からいきましょう。

アルドステロンとは、副腎皮質から分泌されるホルモンです。

原発性アルドステロン症とは、他の臓器等には異常がないのに(他の疾患が理由ではないのに)、アルドステロンが過剰に分泌されてしまう疾患です。

そしてレニンは、血圧が下がった時に分泌される物質です。
アンジオテンシンという物質を作り、そしてアンジオテンシンは、アルドステロンの分泌を促進します。
(通常の体内の代謝の流れ。)

・関係をつなげる
では、関係をつなげて考えてみます。
「レニンがアンジオテンシンを作り、これがアルドステロンの分泌を促進する」
ということは、レニンは間接的に、アルドステロンの量を増やすことに貢献しています。

ですが今は、原発性アルドステロン症です。
アルドステロンは、勝手にたくさん分泌されています。
これ以上、アルドステロンは必要ありません。
言い換えると、アルドステロンの分泌を間接的に促進するレニンも要りません。
よって、レニンの活性は低下します。
今は仕事をするタイミングではないな、というイメージができれば納得できます。

今日も勉強おつかれさまです!

インスリン感受性は、インスリンの効きやすさ、
インスリン抵抗性は、インスリンの効きにくさ、
と言い換えて考えてみてください(^^

・インスリンと受容体
インスリンとは、膵臓から分泌されるホルモンです。
ホルモンは分泌されたあと、血中を流れ、そして目的とする細胞にたどり着きます。
(工場から、仕事をする場所に到着するというイメージ。)
この目的地(細胞)には、インスリンというホルモンを受け入れるための「受容体」という部品があります。
インスリンはこの受容体と結合してはじめて仕事ができます。

インスリン感受性
つまり言い換えると、いくら正常にインスリンが分泌されたとしても、この受容体が正常に働いていなければ、インスリンは仕事ができません。

そして、このインスリンが分泌されたあと、実際どれくらい受容体と結合してインスリンの作用(効果)があるのか?という視点が、「インスリン感受性」です。

「インスリンの効きやすさ」と言い換えられます。
シンプルに考えて、「高い」方が嬉しいはずです。
(高い方が、インスリンがよく効く。)

・インスリン抵抗性
これに対して「インスリン抵抗性」は、この一連の流れに「抵抗性」がついてしまっている状態です。
→ インスリンが正常に分泌されているにも関わらず、受容体との関係が悪くなり、インスリンの効果が少なくなる。

「インスリンの効きにくさ」と言い換えられます。
こちらは「低い」方が嬉しいはずです。
(抵抗性が低い方が、インスリンがよく効く。)


・整理する
まとめると、(一般的には)
インスリン感受性は高い方が嬉しい
インスリン抵抗性は低い方が嬉しい
となります。

また、
インスリン感受性の上昇=インスリン抵抗性の低下
インスリン抵抗性の上昇=インスリン感受性の低下
とも言い換えられるので、セットで覚えておくことがポイントです。

・過去問をチェック
では、これを踏まえて実際の過去問を見てみます。
「有酸素運動は、インスリン抵抗性を改善する。」
→ 〇
「インスリン抵抗性」は、改善した方が嬉しいものでした。
運動はカラダにとって有益なのだから、インスリン抵抗性は改善するはず。
と考えられます。
(もし運動でインスリン抵抗が高まるなら、糖尿病で運動なんか推奨されないはず。)

「肥満者は、インスリン感受性が高い。」
→ ×
「インスリン感受性」は、高い方が嬉しいものでした。
もし肥満になって高まるなら、肥満を推奨されてしまいます。
そうではなく、肥満になるとインスリン感受性が低下するので、糖尿病などのリスクになるはずです。

このように、インスリン感受性と抵抗性は、それぞれ上がる方が嬉しいか、下がる方が嬉しいか?というイメージをもち、運動や肥満ではどうなるだろうか?と順番に考えることがポイントです。

今日も勉強おつかれさまです!