
2025年、35年間の歴史を完結させたthe pillows。そんなピロウズ好きが、これまでのCDをながめたり、ききなおしたり、しゃべったりしています。選曲は、全楽曲から毎回ランダムです。(配信されていない曲もあるのでご了承を。)
#8 「レッサーハムスターの憂鬱」
(2007.11.14/収録 complete single collection『LOSTMAN GO TO YESTERDAY』)

孤独と寂しさを歌いながらも、少しだけ「希望」を伺っている感じ。それを物語のワンシーンのように表現する描き方が良い!
ぱっと見、暗い曲なんだけど、どこか安心感がある不思議。
「独りぼっちなら感じる孤独は たかが知れているはずだよ」って、マイナス×マイナスはプラス、みたいな表現だなぁ。
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レッサーハムスターの憂鬱 / the pillows
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レッサーハムスターの憂鬱
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これまでの曲

一曲目が「pulse(脈)」って、いい始まりだなぁ。このテンポ感と正直な暗さは、ピロウズ内のひとつのジャンル。これまでアルバムの流れで聴いていたけれど、ピックアップして聴くのは新鮮。
歌詞に似合う、淡々と連続して打ち続けるドラムと、ラストのサビのボーカルとギターの共存が好き。
静かな情熱のような曲。
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pulse / the pillows
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pulse
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「ツノよ再び」と題された、そのモノ通りの尖ったタイトルのアルバム『HORN AGAIN』
そのアルバムの表題曲かつ、物悲しさの中の「もう一度」という希望を描くテーマで、このポップさよ!
ピロウズが持つ、少年性と、虚しさと、諦められなさが、ちょうどいいバランスで、ちょうどいい明るさで歌われている曲。僕的には、歴代の曲の中でも大事な重心を担っている代表曲だと思う。アルバム3曲目ってのも似合うんだなぁ。
〈 最後のため息の準備 やめて良いかな 〕は、名リリック!
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Movement / the pillows
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ライブ会場・通販限定シングルにしか収録されていないこともあって、音源だけの印象より、ライブで観た印象が強いんですよねぇ。
「音楽」そのモノの良さを共有する感覚がある楽曲。
こういう、ザ・カップリング曲って、時代的にほぼなくなったから、懐かしさと新鮮さを感じる。何も背負わない、身軽さが心地いいー。
そして、ライブ会場&通販限定シングルかつ、配信もなし。聴いた回数も少なかったし、改めて聴き返すタイミングも無かったかもなので、ランダム選曲に感謝!
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第2期とされる時代のオシャレな曲調。
自分がピロウズに出会った頃の第3期時代とは、雰囲気も歌詞もだいぶ違うのに、自然に聴けたのが、自分にとってちょっと不思議で面白い。
ピロウズで、ほぼ情景描写だけで完結する曲ってめずらしいんじゃないか??
自分たちがピロウズと出会ったのが第三期(の途中の2006年頃)なので、かなり「過去の曲」という認識で聴いてきた。バンドって、「自分が出会ってから発表された曲」と、「出会ったときにすでに発表されていた曲」で、印象の持ち方が違うと思う。ピロウズが完結した今、その線引きがだんだんと曖昧になってきて、聴こえ方が変わってきたなぁと思う。よけいなチカラを抜いて聴いている感じ。
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Sunday / the pillows
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Sunday
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名曲が来ました。
出会ったタイミングもあって、ずっと価値観の根底の一部分になってます。
こちらはシングルバージョンで、アルバム収録バージョンとは少し違うのも注目!
この曲の前と後で、ピロウズの歴史がきっぱりと区別される代表曲。諦めや虚しさに包まれながらも、支配はされていない「凪」のような状態の視線にしびれる。ひとりの人間の中でも、この瞬間は一瞬しかないと思うし、それが一曲として残っているのがすごい。たぶんどんな人も、人生の中で、この凪とぴったり合う瞬間があるはず。
ちなみにシングルの「ストレンジバージョン」は、後にアルバムに収録される「オリジナルストーリー」バージョンから、一部がカットされた状態で出ている。この不完全ささえも、「ストレンジ カメレオン」を表しているなぁと思う。
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ストレンジカメレオン / the pillows
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ストレンジ カメレオン
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インディーズ時代の、未発表曲だったもののひとつ。曲中で描かれる、けして順風満帆ではないであろう日々に対して、「こんな日が続けばいいのに」と名付けるセンス!(笑)
元気がないとき、そしてべつに元気がほしいわけでもないとき、ピロウズには寄り添ってくれる曲がある。
ピロウズの中でも、日常感の強い一曲。
散歩に似合うような、心地よいアレンジ。
いやぁ、フィーチャーされなかったら、改めて聴く機会は少なかったかも…。
ランダム選曲、面白い笑。
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「もう一度何かを始められそうなんだ」
このテーマの表現として、歌詞とサウンドのアレンジと歌い方のバランスが絶妙。自分達の決意の熱をただ純粋に歌うイメージ。
だんだんと歌い方の熱量も上がっていくのも、ぐっとくる。
この曲はシングルでも発売されていて、こちらは『フリクリ オルタナ/プログレ』のために再録されたものなので、ライブバージョンっぽくなっているのも魅力です。!
再録って知らなかった…!(こういうこともあるんだなぁ)
原曲とライブ音源の間のような雰囲気。意味とか超えてかっこいい曲の代表。
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劇場版「フリクリ オルタナ/プログレ」Song Collection「FooL on CooL generation」全曲クロスフェード視聴動画 / TOHO animation チャンネル
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サードアイ