

ゴフスタインの絵本の感想や解説は、ネット上にほとんどない。加えて原文は英語なので、そのニュアンスを含めた解釈を、AIに聞いたりしている。すると、「こういうことを表現しています」という返事がくる。英語の文法的な部分の解説はとてもありがたい。
一方で、一冊の絵本を通した解釈については、そうなの?と思うことがあるな、と思って気づいた。そもそもネット上にAIのための学習データ、つまり誰かが書いた感想や解釈がほとんどないんだよなぁと。
ゴフスタインの本が出版されていた当時、まだインターネットは普及していない。読んだ人たちが抱いた感想は、ほとんどがおしゃべりや手帳などで語られ、そして消えていったのだろうと思う。
じゃあAIはどうやってこの解釈を返してくるのかというと、似た事例からの予測だ。そもそも確率的な予測で文章を作って返してくるのだから、言ってしまえば、ゴフスタインを読んだことのない相手からの意見である。
そうだよな、キミは読んだことないんだよな、と。
そう思うと、今回のような場合の返事が正解だとはまったく思わないし、間違っているとも思わない。今あるデータから導くひとつの解釈として、「こういう可能性もあるよ」くらいの距離感で受け取れる。そういう相手としては、とてもおもしろい。
読んだことないけれど膨大な似た事例のデータから感想を言うAIと、身体的に実際に読んでいるけどまだ作品を捉えきれていなかったり、言葉にできていなかったりする自分とで、作者の思考に迫ろうとしているこの頃。

今日もお越しいただき、ありがとうございます。ネット普及前の作品の多くは感想が残っていない、というのはいい発見だった。
| 記念日 | 文鳥の日 |
| 元号 | 令和8 |
| 和風月名 | 神無月 |
| 二十四節季 | 霜降 |
| 七十二候 | 霜始降 |
| 六曜 | 仏滅 |
| 旧暦 | 9月14日 |


