2026.8.5(水)

うすーく堆積していた。

先日pinoが『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』という本を借りてきた。名前は知っているし、なんなら名作だということも、書かれている内容もなんとなく知っている。たぶん誰かの本紹介動画で観たのかも。僕は「いい本借りてきたなー」と言った。

pinoが読み終わり、返却期限までもう少し余裕があるので、「marcyも読んだら?」と言ってくれた。「はじめに、で、既におもしろいよ」と。

そんなわけで、はじめにを読み、第一章を読んだのだけど、そこで書かれているこの本のタイトルの由来に差し掛かったとき、「あ、これ読んだことあるわ」と気づいた。今感じた「そういう由来だったんだ!という驚き、過去にしたことあるわ」と。
今使っている図書館で借りた本リストには載ってないので、きっと相当前に誰かから借りて読んでいるはずだ。

それに気づくと、続けて「あぁたしかこの本で初めて、日本人が日本に住んでいるときの人種差別のされなさ、みたいなことを考えたな」と思い出した。

ということは、これまでずっと読んだことは忘れていたけど、それを考えた履歴みたいなものは無意識に残っていて、今の考えに影響を及ぼしていたのかなと思う。大げさに言うなら、血肉になっていた、ということだ。薄いけれど。

普段の読書もそうだし、動画や勉強でもそうだけど、そこで見聞きしたもののほとんどは、忘れていく。少なくとも意識下からはすぐになくなる。そこにはずっと儚さや無力感が伴っていたのだけど、今回のことで、思ったより無意識下では覚えてるじゃん、と思えた。

すぐに思い出したり、言葉で説明したりできなくても、土壌がほんとうに少しずつ育っていく、みたいな堆積の仕方が脳内にもあるのだろうなと、めずらしく自信になった。

今日もお越しいただき、ありがとうございます。ということは、すぐに忘れるとしても、好ましくない方の見聞きの影響もあるということだろう。

記念日奴の日
元号令和8
和風月名葉月
二十四節季大暑
七十二候大雨時行
六曜仏滅
旧暦6月23日

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