[クックフリーズシステムでは、調理した料理を急速冷凍して、提供日まで保管する。](給食)

給食の調理提供システムには、代表的な3つが登場する。クックサーブ(すぐ提供)、クックチル(チルド保存)、クックフリーズ(冷凍)。名前の入れ替えで出題されるので、間違えないように注意。

[世界の健康・栄養問題の現状と課題に関する記述である。死亡者数は、NCDsによるものが最も多い。](公衆)

NCDs(Non-Communicable Diseases)とは、非感染性疾患疾患のこと(脳血管疾患、脳卒中など)。
つまり、「感染症ではない」ということであり、生活習慣病というイメージを持っておくと覚えやすい。「NCDs」という略語だけで登場するので、言葉の意味を知っておくことが必須。

[糖尿病治療薬とその主作用に関する記述である。α-グルコシダーゼ阻害薬は、二糖類の分解を抑制する。](臨床)

α-グルコシダーゼとは、小腸で二糖類(麦芽糖・マルトース)を分解する酵素。これが働くと、マルトースはグルコースに分解されて、吸収される(血糖値が上がる)。よって、この酵素を阻害すれば、吸収がうまくいかないので、血糖値の上昇を抑えられるという仕組み。「糖尿病の場合は血糖値を上げたくないよな」という理由と一致しているかを考えると判断しやすい。

[日本人の食事摂取基準(2020年版)において、成人の身体活動レベルの算出には、二重標識水法による総エネルギー消費量測定値が用いられた。](応栄)

二重標識水法とは、手間はかかるけれど、もっとも確実にエネルギー消費量を測定する方法。食事摂取基準では、データがある範囲においては基本的に二重標識水法を用いて算出される。これは2025年版でも同じ。

[ガストリンは、胃酸分泌を促進する。](基栄)

ガストリンは、胃から分泌されるホルモン。食べ物が胃に入ってきたときに活躍し、胃での消化を促進させる。一方でこれと対比させてよく登場するのが、十二指腸から分泌されるセクレチンというホルモン。こちらは食べ物が胃を過ぎたあとの十二指腸での消化を担当。つまり、胃酸分泌は抑制。この2つを思い浮かべて判断できるとグッド。

[ノロウイルスは、ヒトを介した二次感染を起こす。](食物)

ノロウイルスによる食中毒は、二枚貝が原因となることが多い。ただし、感染した人の手などを介して、二次的に広がることもある。「飲食店などで、調理従事者が感染していて食中毒が起こった場合」などがこれに当たる。シンプルに、人から人に広がるよね、という理解。

[尿素回路は、肝臓に存在する。](人体)

尿素回路とは、体内では毒になるアンモニアを解毒するための代謝経路。アンモニア(毒)を尿素(無毒)へと変換する。この代謝は肝臓が担当している。そして、肝臓になった尿素が、腎臓を経て尿素として排泄される。肝臓と腎臓の役割分担をよく問われる部分。

[国勢調査は、5年に1回実施されている。](社会)

国勢調査は、国内に住む人の人口・年齢・世帯構成などを把握するための統計調査。5年ごとに実施されている。一度は答えたことがあるはず。(世帯主が代わりに答えている場合もある。)試験に登場する調査は、実施が毎年・3年ごと・5年ごとに分類される。国勢調査は、全員を対象とした大きな調査なので、(さすがにそんな頻繁にはできないので)5年ごとかな、と覚えられる。

[給食の品質管理において、総合品質は利用者の満足度で評価する。](給食)

給食は、必ず品質の評価を行う。この品質には、設計品質・適合品質・総合品質の3つがある。総合品質は全体を踏まえた最終的な評価なので、献立表のデキや調理のウデではなく、食べた人の満足度(提供したものが結果的にどうだったか)で測定する。お客さん視点を忘れないことが大切。

[公衆栄養活動は、健康の維持・増進や疾病の予防を目的として行う(公衆)

公衆栄養活動は、地域住民全体に対して、健康の維持・増進や疾病の予防を目的として行う。よく「傷病者の治療を目的とする」という誤文で登場するけれど、こちらは臨床栄養の担当。疾病の治療をしている人が公衆栄養活動の対象外になるわけじゃないけれど、公衆栄養活動の目的が傷病者の治療ではない、という理解。

[グレープフルーツジュースは、カルシウム拮抗薬の効果を増強する。](臨床)

カルシウム拮抗薬は、高血圧の薬(血圧を下げる)。これに対してグレープフルーツジュースは、その薬を分解する酵素をじゃますることによって、薬が効きすぎるという状況をつくる。食品と薬の相互作用は、効果を弱めるものと強めるもの、どちらのパターンもあるので要注意。

[上腕筋面積は、上腕三頭筋部皮下脂肪厚と上腕周囲長から求める。](応栄)

上腕筋面積は、骨格筋量やたんぱく質貯蔵量を把握するための指標のひとつ。ただし、筋肉の面積は実際に測れないため、計算によって予想する。そのときに使うのが、上腕周囲長(腕まわりの太さ)と、上腕三頭筋部皮下脂肪厚(その腕の後ろ側をつまんだときの厚さ。つまり脂肪の厚さ)。部位の呼び方と、実際のイメージが一致すると忘れにくくなる。

[テトロドトキシンは、煮沸処理により無毒化されない。](食物)

テトロドトキシンは、よく出題されるフグの毒素の名前。ふつうの調理では分解できないので、基本的には毒がある部位を除いて食べるしかない。試験に登場する毒素(もとの食べ物に含まれる)で、煮沸で無効化されるものってほとんどないはず(豆に含まれるものくらいかな)。食中毒対策としての加熱(殺菌)とは、区別しておくことがたいせつ。

[レプチンは、脂肪細胞から分泌される。](基栄)


レプチンは、体内のさまざまな代謝を調節するホルモンのひとつとして登場する名前。脂肪細胞から分泌され、食欲を抑制させる作用をもっている。太ってくる(脂肪細胞が増えてくる)と、脂肪細胞自身が「これ以上体重をふやさないでね」とブレーキをかけるイメージ。

[ビタミンB6は、アミノ基転移反応の補酵素である。](人体)


水溶性ビタミンの多くは、いろいろな酵素の補酵素として仕事をすることが多い。なので、どのビタミンがどの酵素に関わるのかを覚えておくは、たいせつなポイント。B6はアミノ基転移反応(ざっくり言えば「たんぱく質の代謝」)に関わる。ちなみに、ビタミンB1のピルピン酸脱水素酵素の補酵素(ざっくり言えば「糖質の代謝」に関わる)との入れ替え問題が多い。