2025.12.10(水)

すぐき漬けを食べる

子どものころ、自分が進んですぐきを買うなんて、ぜったい想像しなかった。ただ酸っぱいだけの、謎の食べものだった。それがどうよ、買い物のときにたまたま見つけて、「もうそんな季節か」と思って買ってしまった。だって材料はすぐきと塩だけだよ。あとは微生物による乳酸発酵。その知恵というか、歴史みたいなものを知ると、それがおいしさに加味されて味わいになっている。

大きくなると食べ物の好みが変わるというけれど、それは生理的な変化だけではなく、知識というか、情報によってそのものの味方が変わるからだろうな。それが作られる背景を知ったり、値段を知ったりすると、感想って変わる。

逆に、なかなか「味だけ」「自分の好みだけ」で判断することができにくくなっているとも言えそうだけど、それはまぁトレードオフというやつか。

本能的な味覚のみでは味わえないおいしさを求めて、すぐきを食べる。

今日もお越しいただき、ありがとうございます。ターバンみたいな姿がかわいい。

記念日アロエヨーグルトの日
元号令和7
和風月名師走
二十四節季大雪
七十二候閉塞冬成
六曜赤口
旧暦10月21日

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