
2025年、35年間の歴史を完結させたthe pillows。そんなピロウズ好きが、これまでのCDをながめたり、ききなおしたり、しゃべったりしています。選曲は、全楽曲から毎回ランダムです。(配信されていない曲もあるのでご了承を。)
#13 「Rebroadcast」
(2018.9.19/収録 22nd. album『REBROADCAST』)

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タイトルに「再放送」と銘打つ、30周年目のアルバムの1曲目。
バンドのハイライトをもう一度みせるように、1曲目からアウトロがライブ終盤のようなアレンジ。
自分が確かに体験したことのある空気感をよみがえらせてきてめっちゃアツい!
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どのバンドにも「~らしさ」というものがあり、同時に常に変化していく。それは作り手としての人が変化するからだろうし、時代が変化するからでもあると思う。でも、それが一周して、また戻ってくるという現象に立ち会えるのは、なかなか珍しい。ファンとしては、30年も続いたことのおもしろさが詰まっている曲だなぁと思う。
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これまでの曲

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一曲目が「pulse(脈)」って、いい始まりだなぁ。このテンポ感と正直な暗さは、ピロウズ内のひとつのジャンル。これまでアルバムの流れで聴いていたけれど、ピックアップして聴くのは新鮮。
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歌詞に似合う、淡々と連続して打ち続けるドラムと、ラストのサビのボーカルとギターの共存が好き。
静かな情熱のような曲。
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pulse / the pillows![]()
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「ツノよ再び」と題された、そのモノ通りの尖ったタイトルのアルバム『HORN AGAIN』
そのアルバムの表題曲かつ、物悲しさの中の「もう一度」という希望を描くテーマで、このポップさよ!
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ピロウズが持つ、少年性と、虚しさと、諦められなさが、ちょうどいいバランスで、ちょうどいい明るさで歌われている曲。僕的には、歴代の曲の中でも大事な重心を担っている代表曲だと思う。アルバム3曲目ってのも似合うんだなぁ。
〈 最後のため息の準備 やめて良いかな 〕は、名リリック!
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ライブ会場・通販限定シングルにしか収録されていないこともあって、音源だけの印象より、ライブで観た印象が強いんですよねぇ。
「音楽」そのモノの良さを共有する感覚がある楽曲。
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こういう、ザ・カップリング曲って、時代的にほぼなくなったから、懐かしさと新鮮さを感じる。何も背負わない、身軽さが心地いいー。
そして、ライブ会場&通販限定シングルかつ、配信もなし。聴いた回数も少なかったし、改めて聴き返すタイミングも無かったかもなので、ランダム選曲に感謝!
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第2期とされる時代のオシャレな曲調。
自分がピロウズに出会った頃の第3期時代とは、雰囲気も歌詞もだいぶ違うのに、自然に聴けたのが、自分にとってちょっと不思議で面白い。
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ピロウズで、ほぼ情景描写だけで完結する曲ってめずらしいんじゃないか??
自分たちがピロウズと出会ったのが第三期(の途中の2006年頃)なので、かなり「過去の曲」という認識で聴いてきた。バンドって、「自分が出会ってから発表された曲」と、「出会ったときにすでに発表されていた曲」で、印象の持ち方が違うと思う。ピロウズが完結した今、その線引きがだんだんと曖昧になってきて、聴こえ方が変わってきたなぁと思う。よけいなチカラを抜いて聴いている感じ。
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名曲が来ました。
出会ったタイミングもあって、ずっと価値観の根底の一部分になってます。
こちらはシングルバージョンで、アルバム収録バージョンとは少し違うのも注目!
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この曲の前と後で、ピロウズの歴史がきっぱりと区別される代表曲。諦めや虚しさに包まれながらも、支配はされていない「凪」のような状態の視線にしびれる。ひとりの人間の中でも、この瞬間は一瞬しかないと思うし、それが一曲として残っているのがすごい。たぶんどんな人も、人生の中で、この凪とぴったり合う瞬間があるはず。
ちなみにシングルの「ストレンジバージョン」は、後にアルバムに収録される「オリジナルストーリー」バージョンから、一部がカットされた状態で出ている。この不完全ささえも、「ストレンジ カメレオン」を表しているなぁと思う。
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インディーズ時代の、未発表曲だったもののひとつ。曲中で描かれる、けして順風満帆ではないであろう日々に対して、「こんな日が続けばいいのに」と名付けるセンス!(笑)
元気がないとき、そしてべつに元気がほしいわけでもないとき、ピロウズには寄り添ってくれる曲がある。
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ピロウズの中でも、日常感の強い一曲。
散歩に似合うような、心地よいアレンジ。
いやぁ、フィーチャーされなかったら、改めて聴く機会は少なかったかも…。
ランダム選曲、面白い笑。
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「もう一度何かを始められそうなんだ」
このテーマの表現として、歌詞とサウンドのアレンジと歌い方のバランスが絶妙。自分達の決意の熱をただ純粋に歌うイメージ。
だんだんと歌い方の熱量も上がっていくのも、ぐっとくる。
この曲はシングルでも発売されていて、こちらは『フリクリ オルタナ/プログレ』のために再録されたものなので、ライブバージョンっぽくなっているのも魅力です。!
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再録って知らなかった…!(こういうこともあるんだなぁ)
原曲とライブ音源の間のような雰囲気。意味とか超えてかっこいい曲の代表。
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劇場版「フリクリ オルタナ/プログレ」Song Collection「FooL on CooL generation」全曲クロスフェード視聴動画 / TOHO animation チャンネル ![]()
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孤独と寂しさを歌いながらも、少しだけ「希望」を伺っている感じ。それを物語のワンシーンのように表現する描き方が良い!
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ぱっと見、暗い曲なんだけど、どこか安心感がある不思議。
「独りぼっちなら感じる孤独は たかが知れているはずだよ」って、マイナス×マイナスはプラス、みたいな表現だなぁ。
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2014年に発売された、第1期と第2期の時代のデモ音源アルバムの1曲。
この時代の空気感を持ちながらも、ラストサビだけにしかないメロディがシンプルに良い!
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「クーパーのポスター」という歌詞は、ピロウズの『Sick Vibration』という曲にも出てきて、元ネタはどうやら映画『さらば青春の光(Quadrophenia)』で、この映画はロックバンドThe Whoのアルバム『四重人格(Quadrophenia)』が原作、というつながりで合ってる?(笑)
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このなんとも言えない心地良い軽さ。
軽いのに薄くないラブソング。
ギターソロの音色、好みすぎる!
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ピロウズを聴き始めたタイミングでの最新アルバムが、この『MY FOOT』だった。だから、いまも自分の中での基準地点になっていて、これよりも前が過去曲、これ以後が新曲という聴き方をしてきた。「Mighty lovers」は、メロディと歌詞の一致具合が高いのに、その歌詞のほとんどが(おそらく)比喩であり、その比喩によって全体の物語が描かれるというとんでもないバランスなのに、なんとなく気持ちよく聴けるという、これまた自分にとってのピロウズらしさ基準になる曲。
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特徴的なギターフレーズ、ブレイク、キャッチーなサビ、音楽のおもちゃ箱みたいなアレンジで歌われる、この曲のタイトルが「ノンフィクション」
このセンスがピロウズ!
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二連続でアルバム『MY FOOT』からの選曲は、さすがランダム。やっぱりこの「ノンフィクション」も、出会ったタイミング的に、自分の中でピロウズの基準になっている。具体的なことは何も言ってないのに、なぜか共感できるし、ライブではのれるのが不思議な曲。ライブでは二番の途中で演奏が止まり、しばらくトークが始まることも。(ノンフィクションなエピソードという建てつけらしい。)トークのあと再び演奏に戻るんだけど、そんなこともできるおおらかさがいい。
「生意気なテレビの~」と始まりながらも、最後「Please please, me(僕を喜ばせてよ)」と、ちょっと自分が生意気になって終わるあたりが、ピロウズっぽくて好きだ。
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ノンフィクション / the pillows ![]()
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この曲に出てくる不思議なイメージの女の子。
後に続くピロウズのラブソングに登場するキャラへの系譜をめちゃくちゃ感じる…!
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数年間しかないレアな第二期ピロウズの曲!「Love Letter Version」は、映画のイメージソング向けで、これまた他にはないアレンジ。’95年という時代は、生まれてはいるけれど社会を認識できるほど大人ではなく、音楽にすら出合っていない時期。そんなときも知らないとことでは活動していたということが不思議だし、また、なんとなく音楽からその時代の雰囲気をくみ取る感じをもっている。「ガールフレンド」もそのひとつ。思えば、映画を観にいってピロウズが流れてたんでしょ?それはうらやましいって。
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